
ズレとは?④「解釈」
コラム
コミュニケーションで意外と怖いのが、「解釈のズレ」です。
解釈のズレとは、同じ言葉を使っているのに、意味の取り方が違う状態です。
たとえば、クライアントから
「分かりやすくしてください」と言われたとします。
でも、この「分かりやすく」の中身は人によって違います。
専門用語をなくすことなのか。
流れを整理することなのか。
イラストを増やすことなのか。
短くすることなのか。
行動まで迷わないようにすることなのか。
ここを確認しないまま進めると、
作ったあとに「そういう意味ではなかった」が起こります。
そしてこれは、ターゲット側にも起こります。
たとえば「安心」「簡単」「高品質」「効率化」という言葉も、
受け取る人によって意味が変わります。
だからホワイトボードアニメーションでは、抽象的な言葉をそのまま使うのではなく、ターゲットにとって具体的にどういう状態なのかまで落とし込む必要があります。
「安心」とは、何が見えることなのか。
「簡単」とは、どの手間が減ることなのか。
「効率化」とは、どの詰まりがなくなることなのか。
言葉の中身を具体化できると、
シナリオも絵コンテもズレにくくなります。
ホワイトボードアニメーションは、言葉の意味を見える形に変換する仕事でもあります。
クリエイティブディレクター 金井雄三
