
ズレとは?⑤「物差しが違う」
コラム
「なんか違う」の正体は、物差しの違いかもしれない
制作でよく聞く言葉に、
「なんか違う」
があります。
この「なんか違う」の正体は、評価基準のズレであることが多いです。
評価基準のズレとは、
何を良い・悪いと判断するかの物差しが違う状態です。
たとえば、デザインの良さを
「分かりやすさ」だと思っている人と、
「かっこよさ」だと思っている人では、
同じものを見ても評価が変わります。
ホワイトボードアニメーションでも同じです。
ある人は、情報が整理されていれば良いと感じる。
ある人は、見た目の完成度が高いことを重視する。
ある人は、視聴者が行動できるかを重視する。
どれも大事です。
でも、優先順位が揃っていないと、判断がズレます。
だから制作前に聞いておきたいのは、
「今回、何を一番優先しますか?」
「良いと感じる理由はどこにありますか?」
「過去にうまくいったと感じた例はありますか?」
「逆に、避けたい状態はありますか?」
ということ。
評価基準が見えないまま進めると、修正は感覚的になります。
「なんか違う」は、相手のわがままではなく、
まだ物差しが共有されていないサインかもしれません。
クリエイティブディレクター 金井雄三
