良いコンテンツは「わかりやすい」だけではない【連載10】
CODEフレームワーク
「わかりやすいコンテンツを作りたい」
多くの人がそう言います。
企業のサービス説明
プレゼン資料
教育コンテンツ
マーケティング動画
どの分野でも
「わかりやすさ」は重要な価値になっています。
しかしここで、
一つの疑問が生まれます。
わかりやすければ、それで十分なのでしょうか。
実はここに
コンテンツ設計の大きな誤解があります。
よくある誤解
多くの人は
良いコンテンツをこう考えています。
・わかりやすい
・見やすい
・理解しやすい
もちろん、これは重要です。
しかし実際のビジネスでは
もう一つの問題がよく起きます。
それは
「わかったけれど、何をすればいいのかわからない」
という状態です。
説明は理解できた。
内容も整理されている。
それでも
人は動かない。
なぜでしょうか。
問題の構造
この問題の本質は
「わかりやすさ」ではありません。
問題は
判断の設計が存在しないこと
です。
コンテンツの多くは
理解までしか設計されていません。
しかし実際の仕事では
理解の先にあるものが重要です。
それは
判断
です。
例えば企業のサービス説明。
理解してほしいだけではありません。
本当の目的は
・導入するか
・問い合わせするか
・比較検討するか
といった
意思決定
です。
つまりコンテンツの本当の目的は
理解
↓
判断
↓
行動
という流れを支えることです。
視点の転換
ここで視点を変えてみます。
もしコンテンツの目的が
「理解」だけではなく
「判断支援」だとしたら、
コンテンツ設計は
大きく変わります。
例えば次のような問いが必要になります。
・この情報は誰の判断を支えるのか
・どの選択を比較しているのか
・判断の基準は何か
つまり重要なのは
理解の先にある意思決定
です。
わかりやすい説明とは
情報を整理することではなく
判断できる状態を作ること
なのです。
CODEの視点
CODEフレームワークでは
理解はゴールではありません。
理解は
判断の前提
です。
CODEの4つの要素は
Cognitive
Organize
Design
Explain
でした。
これらはすべて
理解を設計するためのプロセス
です。
そして理解が成立したとき、
初めて人は
・比較できる
・納得できる
・選択できる
ようになります。
つまりCODEが目指しているのは
単なる説明技術ではなく
判断を支える理解設計
なのです。
まとめ
良いコンテンツは
単にわかりやすいだけではありません。
本当に重要なのは
理解の先にある判断
です。
理解はゴールではなく
意思決定の前提です。
だからこそ
コンテンツ設計の本質は
情報整理ではなく
理解設計
にあります。
そして理解設計は
最終的に
判断支援
へとつながっていきます。
次回予告
では、もしそうだとしたら
AIが文章を書き
動画を作り
画像を生成する時代に
クリエイターの役割は
どこに残るのでしょうか。
次回は
弊社のような制作会社の視点で、
AI時代のクリエイターに求められる新しい役割
について考えます。
著者プロフィール
金井雄三。ゼブラクリエイト代表。複雑な情報を整理し、相手の理解と判断を支えるための設計と表現に取り組む。ホワイトボードアニメーション制作や説明設計の実務を通じて、CODEフレームワークを提唱。
