
ズレとは?②「前提」
コラム
一番深いのは「前提のズレ」
コミュニケーションのズレの中で、最も根深いのが「前提のズレ」です。
前提のズレとは、話が始まる前から、見ている世界が違う状態です。
たとえば、あるサービス紹介動画を作るとします。
クライアントは、「このサービスの良さを伝えたい」と考えている。
でもターゲットは、そもそも「自分に必要なサービスだと思っていない」かもしれません。
この場合、いきなり機能やメリットを説明しても届きません。
なぜなら、ターゲットの前提では、
まだその情報を受け取る準備ができていないからです。
ホワイトボードアニメーション制作で大事なのは、
クライアントが見ている世界と、
ターゲットが見ている世界の差を見つけることです。
クライアントは業界のことを知っている。
でもターゲットは知らない。
クライアントは必要性を理解している。
でもターゲットはまだ困りごとに気づいていない。
この前提のズレを埋めるために、
導入で違和感を描いたり、
身近な困りごとから始めたり、
「自分の話かもしれない」と思える入口を作ります。
表現の前に、前提を揃える。
ここができると、ホワイトボードアニメーションはただの説明ではなく、
相手が理解できる道筋になります。
クリエイティブディレクター 金井雄三
